일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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にほんのみんしゅうと「にほんてきなるもの」

日本の民衆と「日本的なるもの」

戸坂 潤

戸坂 潤의 日本の民衆と「日本的なるもの」(にほんのみんしゅうと「にほんてきなるもの」)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 8,821자 · 18화면

아오조라 문고

例のシグナルに続く日本の文化情勢は、世俗的な自信を与えることによって、単にこの結論の時期を早めたに過ぎない。

だが自我というものは、云うまでもなく、何より身近かなものの謂だ。そこで仮に民衆というものを自分の身近かに感じない人間の自我でも、自分を日本人と感じることは立派に出来る。そういう「日本人」は現にいくらでも世間にいるので、植民地などには珍しくない。そして国内をも一種の植民地のように心得ている「日本人」も今日では甚だ多いのだ。そこでこういう系統に従って、自我の「具体化」を推し進めて行けば、自我の探究は正に無条件な「日本的なるもの」に行きつくだろう。日本の民衆へ近づかなくても、日本的なものに近づくことが出来るということは、自我の「具体化」というものを無思慮にも抽象的に敢行する場合に生じる、注目すべき現象なのである。――そればかりではない、日本民衆への執着にしても亦、民衆というもの故に日本的なものへ行くのと、単に日本的なものが何かで必要なばっかりに民衆というものをもかつぎ出すのとでは、やり口が全く反対だということを忘れてならぬ。民衆的なものと日本的なものとの結びつきの経緯の如何は、決して軽々には見逃せないのである。