일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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せっしょうせき

日本の諸国物語

楠山 正雄

楠山 正雄의 日本の諸国物語(せっしょうせき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 75,040자 · 158화면

아오조라 문고

「ふん、まぐれ当たりに当たったな。いかにも二匹の猫に相違ありません。それで一匹は赤猫、一匹は白猫です。」

長持のふたをあけると、なるほど赤と白の猫が二匹飛び出しました。天子さまも役人たちも舌をまいて驚きました。

今のは勝負なしにすんだので、又、四五人のお役人が、大きなお三方に何か載せて、その上に厚い布をかけて運んで来ました。道満はそれを見ると、こんどこそ晴明に先をこされまいというので、いきり立って、

「ではわたくしから申し上げます。お三方の上にお載せになったのは、みかん十五です。」

といいました。

晴明はそれを聞いて、「ふん。」と心の中であざ笑いました。そして少しいたずらをして、高慢らしい道満の鼻をあかせてやりたいと思いました。そこでそっと物を換える術を使って、お三方の中の品物を素早く換えてしまいました。そしてすました顔をしながら、

「これはみかん十五ではございません。ねずみ十五匹をお入れになったと存じます。」

といいました。天子さまはじめお役人たちはびっくりしました。こんどこそは晴明がしくじったと思いました。そばについていたおとうさんの保名も真っ青になって、息子のそでを引きました。