후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
せっしょうせき
日本の諸国物語
楠山 正雄
楠山 正雄의 日本の諸国物語(せっしょうせき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 75,040자 · 158화면
紂王がほろぼされると、わたしはまた山の中にかくれて、何百年か暮らしました。
おしまいに日本の国に来て、院さまのお召し使いの女になって、玉藻前と名のりました。わたしをおそばへお近づけになってから、院さまは始終重いお病におなやみになるようになりました。院さまのお命をとって、日本の国をほろぼそうとしたわたしのたくらみは、だんだん成就しかけました。それを見破ったのは陰陽師の安倍の泰成でした。わたしはとうとう泰成のために祈り伏せられて、正体を現してしまいました。そしてこの那須野の原に逃げ込んだのです。けれども日本は弓矢の国でした。天竺でも、シナでも、一度山か野にかくれればもうだれも追いかけて来る者はなかったのですが、こんどはそういきませんでした。間もなく院さまは三浦の介と千葉の介と二人の武士においいつけになって、何百騎の侍で那須野の原を狩り立ててわたしを射させました。わたしはもう逃げ道がなくなって、とうとう二人の武士の矢先にかかって倒れました。けれども体だけはほろびても、魂はほろびずに、この石になって残りました。わたしの根ぶかい悪念は石になってもほろびません。