후리가나로 읽는 일본 고전
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にほんのきんだいてきたんていしょうせつ
日本の近代的探偵小説
平林 初之輔
平林 初之輔의 日本の近代的探偵小説(にほんのきんだいてきたんていしょうせつ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 5,706자 · 11화면
本誌に発表されたものはたいてい読んでいるつもりではあるが、記憶に残っていない。有名な処女作「二銭銅貨」も読んだかもしれないが、まるで忘れてしまっている。ただはっきりおぼえているのは、今年になってから本誌に発表された「D坂の殺人事件」「心理試験」「黒手組」の三編に過ぎない。これだけのわずかな材料で、探偵小説家としての、氏の前途を予断することは、軽率でもあろうし、特に私には、そんな洞察力は全くない。私にできることの一切は、この三編の小説の出来栄えに対する批評、これらの小説の構成の分析、作者に対する希望等に限られている。
江戸川乱歩という名前は、言うまでもなく、エドガー・アラン・ポーの音からとったペン・ネームである。これは、江戸川氏が特にポーの小説に傾倒しているためではなくて、ただポーが探偵小説の鼻祖であるためと、発音がうまく漢字にあてはまったからの理由だろうと思われる。それは、氏の小説には、ポーとの類似点がほとんどないことによってわかる。
前掲の三編の小説を通じて、第一人称の主人公があって、明智小五郎という素人探偵がでてくるところは、たとい無意識的であるにもせよコナン・ドイルの模倣である。