후리가나로 읽는 일본 고전
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にほんふどうき
日本婦道記
山本 周五郎
山本 周五郎의 日本婦道記(にほんふどうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 12,829자 · 25화면
暗澹とした息ぐるしい日がつづいた、そしてある日、槍ぐみ番がしらの平田玄蕃と実家の兄の正之進とがおとずれて来た。玄蕃は伝四郎と伊緒とのなかだちをした人である、ふたりの顔を見たとき伊緒はすぐに用向がなんであるかを察した、けれど眉も動かさなかった。
「今日はご内意をうかがいに来たのだが……」姑とのあいだに挨拶が済むと、玄蕃があらたまった調子で云いだした、「天草へ出陣のおり伝四郎どのからお話があった、もしも伝四郎どのが帰らなかった場合には、嫁して日も浅し、家には跡取りもいることゆえ伊緒どのを実家へもどしたい、母も当人も承知であるとそう云われたがご承知であろうか」
「はいたしかに承知しております」すぎ女はおちついて答えた、「このうえもないよい嫁女で、わたくしのほうから離別などとは申しかねますけれど、仰せのとおり伝四郎と祝言を致しまして三十日足らず、家には跡を継ぐべき郁之助もおりますことゆえ、嫁女の名に瑾のつかぬようおひきとり下さいましたら、双方のしあわせと存じます」
「それをうかがって安堵した」玄蕃は本当に肩の荷をおろしたというようすだった、「なろうことなら一年もしてと思うが、伝四郎どのについてあらぬ評判もあるおりから、林どの御一族のご都合もあろうと考える、今日はこれだけの話でおいとま申すが、いずれ近日うちに日どりを