후리가나로 읽는 일본 고전
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にほんふどうき
日本婦道記
山本 周五郎
山本 周五郎의 日本婦道記(にほんふどうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 13,649자 · 27화면
加内の運のひらけるようにしなければね……」
小松を送りだしたあと茶を運んでゆくと、岡田老人は火桶へ手をかざしながら一冊の写本をひらいて見ていた。そこの机の上から取ったのだろう「妙法寺記」という題簽で、半年ほどまえに良人が御菩提寺から借りて来て筆写しているものだった。良人の写した方の題簽には「鈔」という字が付いている、たぶん原本からなにか鈔録しているのであろう、写し終えて綴じたものがもう六冊あまりもある筈だ。老人はなにか感に堪えぬようすで、しきりに頁を繰ってはぶつぶつ独り言を呟いていた。……ほどなく三右衛門が与一郎をつれて帰って来た。弥生が茶を淹れかえにゆくと、二人はその写本のことを話していた。
「さようです」良人はそこへ筆写した書冊をとりだしながら説明した。「はじめ御書庫の中で分類本朝年代記というものを拝見しまして、飢饉の条のあまりに多いことから思いつき、それに類する書物をさがしまして、精しい年表を作ってみようと始めたものでございます、なにしろふと思いつきましたことで準備もなにもなし、また私ひとりのちからではそうてびろく参考書を集めることもできませんので、まず下調べ程度のものが作れたらと考えております」