후리가나로 읽는 일본 고전
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にほんふどうき
日本婦道記
山本 周五郎
山本 周五郎의 日本婦道記(にほんふどうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 9,672자 · 20화면
昌幸父子が沼田へ来る理由はまだわからない、しかし良人が江戸へいったのに二人だけこちらへ来るというのは不審である、なにか起ったに違いない、よしまた、なにごとがなくとも今は戦時である。良人の留守に客を迎えるのはたしなみではない、ことわるのが留守のやくめとして当然だと信じた。午後四時まえ、ふたたび海野十郎兵衛が馬をとばして来た。かれは汗まみれになっていた。
「かさねて申上げます、安房守さまには上田へ御帰城ときまり、途中わざわざ道をまわって留守をお問い申すとの口上にございます。べっして御接待には及び申さず、ただ一夜の泊りをおたのみ申すとのことにござります」
「さいぜんお答え申したとおり」松子は冷やかに云った、「当城へのおたちよりは御無用です、かたくおことわり申します、それにしても安房さま御父子にはなにゆえ江戸へおくだりあそばしませんのか、どうして信濃へおかえりあそばしますのか」
云いながらかの女はするどく使者の眼をみつめた、十郎兵衛の汗まみれの顔がちょっと蒼くなったように思えた。かれは松子の不審には答えないで、昌幸のたのみを押し返して述べた、松子はきっぱりと拒んだ、