일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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きゅうさく

旧作

上村 松園

上村 松園의 旧作(きゅうさく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 1,579자 · 4화면

아오조라 문고

「これはどうも……何しろ若描きも若描き、まだ世の中へ出ないときの作ですから」

と言って箱書をしない人があるときいています。

さきの文壇の某大家の言と較べて、これほど自らを冒涜する言葉はないと思います。

画家――大家となっている人でも、その昔は拙い絵をかいていたのに違いありません。

素晴しい、大成の域に達した絵をかくには、それ相当の苦労は必要であり、幾春秋の撓まない精進が要る訳です。

生まれながらにして、完成された芸術を生むということはあり得ません。

してみれば、現在大家でも、そのむかし拙いもののあるのは当然のことで、少しも卑下するところはありません。

むしろ、その時代の幼稚な絵を大切にしてくれて箱書をもとめる人の気持ちを有難く受けとらねばなりますまい。

下手な時代は下手な時代なりに、一生懸命の努力をしている筈で、それはそれでいい筈です。

ことによると、大家となった現在よりも、火花を散らして描いたものかも知れないのです。

小松中納言として有名でした、のちの加賀百万石の大守前田利常公が、ある日近習の者の話をきいていられました。

近習のひとりの某が言いました。