후리가나로 읽는 일본 고전
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きゅうぶんにほんばし
旧聞日本橋
長谷川 時雨
長谷川 時雨의 旧聞日本橋(きゅうぶんにほんばし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 18,172자 · 36화면
中沢氏の後妻には遠縁の女もいっているので、母はたいへん気乗りがして、繁昌な箱根の店を投げ出してまで紅葉館をやろうとした。あたしは反対したが負けた。ともあれこれは、我が家の第二の招いた災難になったのだった。母は精神をすりへらして挽回し、積累の情弊を退ぞけたが、根本の利益を目的の株式組織ということをよくのみこまないでいた。意志の疎通せぬために、中沢氏が歿しられると、母は憤死しはせぬかと思うばかりの目にあって、結局やめた。眼の届かなかった箱根の方もやめなければならなかった。
あたしはその間に、舞踊研究会をまとめて、歌舞伎座で大会を二回、紅葉館で例会を六回催した。新舞踊劇と、古く、忘れられがちな踊りの復活を旨とした。幸いに、菊五郎も三津五郎も猿之助も、米吉、男寅の、踊れる俳優たちと、藤間は勘十郎、勘右衛門の両家、花柳からも、あらそって出演し、新橋芸妓では踊り手の七人組をはじめ大勢が出てくれた。
自作の新舞踊劇「空華」は奈良朝時代の衣装背景で、坪内先生の「妹背山」の試演がその式で紅葉館で催されたことはあるが、そうした服装での舞踊ははじめてであった。衣装は松岡映丘氏、後景は組みものだけが大道具の手でつくられ、画幕は氏のほかに美術学校から大勢来られて描かれた立派なものだった。