후리가나로 읽는 일본 고전
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あかるきせかいへ
明るき世界へ
小川 未明
小川 未明의 明るき世界へ(あかるきせかいへ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 7,747자 · 16화면
まれには、月の光が、波の上を静かに照らす夜になってから、感がきわまって、とつぜん海の中に身を躍らしたものもあったのです。
生まれ変わるという信仰が、どれほど味気ない生活に活気をつけたかしれません。「死」ということがこんなに、このときほど意義のあることに思われたかわかりません。
「死なずに幸福の島へ渡れないものだろうか。」
多くの人々の中には、身を海に投げてしまって、はたして、ふたたび生まれ変わるだろうかという疑いをもったものもおります。その人々は死なずに、どんな冒険でもやってみて、その島へたどり着きたいものだと思いました。そして、そのことを年よりの物知りにたずねました。
「ゆけないこともあるまいが、なにしろ遠い。その島へ渡るまでには怖ろしい風の吹いているところがある。また、大波の渦巻いているところがある。魔物のすんでいる深い海をも通らなければならない。その用意が十分できるなら、ゆけないこともないだろう。」と、なんでも知っている老人は答えました。
考え深い、また臆病な人たちは、たとえその準備に幾年費やされても十分に用意をしてから、遠い幸福の島に渡ることを相談しました。