후리가나로 읽는 일본 고전
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めいあんよめもんどう
明暗嫁問答
山本 周五郎
山本 周五郎의 明暗嫁問答(めいあんよめもんどう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 20,984자 · 43화면
慎ましやかにかぶりを振って微笑する、まったく芸者などしていた女とは思えないあどけなさだった、そしてその微笑のしぶりが、そっくり直二郎と同じ感じだった、直二郎の笑い癖をそのまま写したようである、勘太夫はちょっと心を誘われた、そんな感化をうけるほど好きだったのかと思って、……しかしすぐに眉をしかめ、ふきげんに口をひき結んだ。
「したくもないことを、きげん取りの積りでするならたくさんだぞ、わしはおべんちゃらは大嫌いだ」
「あのうここに真柏の植わっております鉢は、白磁とか申すお品でございますか」
勘太夫の高調子には構わず、お笛はしずかにそう云ってふり仰いだ。やはり直二郎と同じ微笑をうかべた可愛い眼である、勘太夫は、むりにふきげんな顔をつくった。
「白磁とか青磁とか、そうひとからげに云われてはかなわん、それは白磁の内でも饒州の白といって、唐来の珍品だ」
「饒州の白、……有難う存じました」
「こっちのを見い」勘太夫はお笛を脇のほうへ伴れていった、「これは古備前物で了心の作だといわれる品だ、向うのは鉢、これは半胴という、饒州と比べてみて違いがわかるだろう、手に取って見るがよい」