후리가나로 읽는 일본 고전
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やせがまんのせつ
明治十年丁丑公論・瘠我慢の説
石河 幹明
石河 幹明의 明治十年丁丑公論・瘠我慢の説(やせがまんのせつ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 10,475자 · 21화면
小栗等の目的は一意軍備の基を固うするがために幕末財政窮迫の最中にもかかわらず奮てこの計画を企てたるに外ならずといえども、日本人がかかる事には全く不案内なる時に際し、これを引受けたる仏人の利益は想い見るべし。ロセツはこれがために非常に利したりという。
かくて一方には造船所の計画成ると同時に、一方において更にロセツより申出でたるその言に曰く、日本国中には将軍殿下の御領地も少からざることならん、その土地の内に産する生糸は一切他に出さずして政府の手より仏国人に売渡さるるよう致し度し、御承知にてもあらんが仏国は世界第一の織物国にして生糸の需用甚だ盛なれば、他国の相場より幾割の高価にて引受け申すべしとの事なり。一見他に意味なきがごとくなれども、ロセツの真意は政府が造船所の経営を企てしその費用の出処に苦しみつつある内情を洞見し、かくして日本政府に一種の財源を与うるときは、生糸専売の利益を占むるの目的を達し得べしと考えたることならん。
すなわち実際には造船所の計画と聯関したるものなれども、これを別問題としてさり気なく申出したるは、たといこの事が行われざるも造船所計画の進行に故障を及ぼさしむべからずとの用意に外ならず。