후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
めいじかいか あんごとりもの
明治開化 安吾捕物
坂口 安吾의 明治開化 安吾捕物(めいじかいか あんごとりもの)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 33,372자 · 67화면
「オイ。見たか。誰かが本当に死んでやがるぜ」
「シッ!」
気転のきいた者が目顔で制する前に、トビの者にはアチコチにこういう動揺があった。それを目にとめ耳にとめた参会者が二十人ほども現れた。
警官もすててはおけないから、コマ五郎の輩下をよび集めて、一々訊問したが、
「バカバカしい。死人のいるのが当り前さ。誰がそんなことを言いますかい」
いずれも歯ぎれよく一笑に附するばかりであるから、むろんそうあるべきことと警官はもとより参列者も納得して、それなりになって事はすんだかに見えた。
と、翌日の朝に至って、重二郎の姿がどこにも見えないのが、はじめて問題になってきた。重二郎は当日本宅に留守を預っていた筈であるが、実はそこに居なかったことが本宅の女中の言葉で明らかとなった。重二郎の私宅を調べると、お加久という老婆が、
「旦那はその前日出たきりですよ。翌る日はオトムライの日だから、今夜は泊りだよ、と私にもそう仰有って出たきりですよ。本宅か市川にお泊りのことと思っていましたがどうかしましたか」
「出かける時はふだんの姿と同じだったな」
「ええ。そうです。もっともオトムライに着るための紋附は一そろいフロシキに包んで持っておいででしたね。