후리가나로 읽는 일본 고전
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めいじかいか あんごとりもの
明治開化 安吾捕物
坂口 安吾의 明治開化 安吾捕物(めいじかいか あんごとりもの)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 28,486자 · 57화면
「折ヅメ十四人前か。その十四人の名を探りださなければならんぞ」
まさか才川家へ行って訊くわけにいかない。ヘタなことをして警戒されると先輩に怒られたり笑われたりしなければならぬ。幸いにまだ三日目、あと七日もあるから、あせらずに自力でやれるところまでやってみようと決心した。
その法要の坊さんは報光寺の弁龍和尚ときいたからそのへんから、当ってみることにした。うまいことに、この禅坊主はクッタクのないお喋りずきの老坊主で、楠が私は芝居作者の弟子の者で、師匠が今回鬼の才川平作に似せて鬼高利貸しの改心劇をつくるについて、才川家の内情を若干御教示ねがいたい、と手ミヤゲの四合徳利を差出すと、ちッとも疑わずゲラゲラと高笑い。
「オレは年に一度のツキアイだから鬼のことはよく知らんぞ。なくなった鬼の女房は存命中オレの説教を時々ききにきてくれたが、ひところは鬼の女房から相談をうけて力をかしてやったこともある。フン待て、待て。これは芝居に向くかも知れんぞ」
と和尚がきかせてくれたところによると、平作の長男加十は十二年前に勘当されているのであった。十五六から酒と女を覚えて手がつけられないので二十二のとき勘当された。