후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
めいじかいか あんごとりもの
明治開化 安吾捕物
坂口 安吾의 明治開化 安吾捕物(めいじかいか あんごとりもの)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 24,354자 · 49화면
それで中へはいらずに、お部屋へ戻って、ねてしまったんです」
あゝ云えばこう云うという口では千軍万馬の強者と見てとったから、お槙に向って真ッ正面から何をきいたところで埒はあかない。遁れられない確証があがっても、なんとか口上をのべたてて、決して恐れ入りました、とは云いそうもないように見える。新十郎は見切りをつけて、いったん訊問をうちきった。
★
まもなく鹿蔵が、加助を彼の自宅から、引ったててきた。
加助は三十二三、これもちょッとした男ッぷりではあるが、いかにも実直そうな人物で、あんまり利発で愛想がよいという男ではなさそうだ。
新十郎は加助をよびよせて、
「お前が当家へきたのは、いつごろだね」
「ハイ。この店がはじめて開店の当日からでございます。十二の年に丁稚にあがりまして以来二十年、この五月五日までひきつづいて御奉公いたして参りました」
明治元年、開店の当日からというから、藤兵衛と苦難を共にして今日を築いた白鼠というわけである。
「お前がゆうべここへ来たのは、どうしたわけだえ」
「昨日行商にでまして夜分ようやく家へ戻って参りますと、家内が旦那からの手紙を受けとっておりまして、これは町飛脚が持参いたしたものだそうでございますが、この手紙を見次第、夜分おそくとも構わないから裏口から訪ねてくるように、今日