후리가나로 읽는 일본 고전
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めいじかいか あんごとりもの
明治開化 安吾捕物
坂口 安吾의 明治開化 安吾捕物(めいじかいか あんごとりもの)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 22,829자 · 45화면
皆さんをお連れできないのは残念ですが、そんな事情ですから、私にまかせて下さい」
そこで新十郎はただ一人、月田銀行を訪ねて、全作に会見することができた。
だが全作は全くガンコで、知らぬ、存ぜぬの一点ばり、
「あの犯人はカケコミ教にきまっていますよ。まち子は自分の持ち物、宝石類や預金などをみんな寄進したアゲク、私に無断で多額の預金をひきだして寄進したこともあります。それが発覚して以来、私の預金や株券は、私以外の誰も現金に代えることができないような方法を講じましたから、奴めは窮して、宗達の屏風や雪舟の幅などを教会へかつぎこんで寄進しておったのです。それも発覚してからは、金庫のカギも土蔵のカギも、カギというカギは、私の身につけるか、銀行の金庫へ保管するかして、奴めの手出しの出来ない方法を講じてやりました。そこで奴めはカケコミ教に寄進ができなくなりましたから、教会にうとんぜられ、奴めはそれを私のせいにして、私を殺すことをたくらんでいましたよ。夫婦ですから、気配でハッキリ分ります。狂信者には、良人もなければ、人倫もありません。宗教あるのみです。どういうワケか知りませんが、奴めは最近に至って、カケコミ教に殺されると云っておりました。