일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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めいじかいか あんごとりもの

明治開化 安吾捕物

坂口 安吾

坂口 安吾의 明治開化 安吾捕物(めいじかいか あんごとりもの)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 32,242자 · 65화면

아오조라 문고

「四目だ」

これが甚八にグッときた。なにが四目だ。四目の手合か、どうか、盤面を見るがいいや。生き石をムリに攻めたてて、それが四目うてる碁か。手合ちがいも甚し。白を持つのはオレじゃアないか。

「フン。バカな。オレに四目おかせる人が、そんなムリな、生き石を攻めたてるようなバカをするかい。冗談じゃアない。生き死にも分らなくって、よく白が握れるじゃねえか」

鼻先であしらいながら、考えもせず石をおく。考える必要はないのだ。ちゃんと生きのある石だ。しかし、妙なムダ石を一ツおかれて、甚八は顔色を変えた。

「アッ! ナ、なんだと?」

甚八は飛上るように身を起して、盤をにらんだ。生きだとばッかり思っていた。なんたることだ。田舎碁打じゃアあるまいし、賭け碁で江戸の天狗連を総ナメの甚八が、この筋を見落すとは! 黒石は死んでいるのだ。

津右衛門は甚八が顔色を変えて坐り直したのを見て、ほほえみ、

「夜もだいぶ更けたようだから、このへんで寝ようではないか。お前さんも目が血走って兎の目のようだよ。身体に毒だな」

「目の赤いのは生れつきだ。江戸ッ子は徹夜でなくちゃア碁は打てねえ」

「そうかい。