일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

めいじかいか あんごとりもの

明治開化 安吾捕物

坂口 安吾

坂口 安吾의 明治開化 安吾捕物(めいじかいか あんごとりもの)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 32,242자 · 65화면

아오조라 문고

参会の人々が退去して近親だけ残ってから、千代の実父の安倍兆久とその長男、千代の兄の天鬼は千代をよんで、

「先晩きいた話では、津右衛門殿は息をひきとるまで同じ方向を指さそうとされたそうだが、ひとつ、その部屋へ案内して、その方向を見せてもらいたいものだ」

「ごらんになっても、その方向には何もございませんよ」

「江戸の碁打の甚八とやらを指し示していたのとは違うか」

「いえ、そうではございません。のたうつうちに、にじりすすんで方向が変りましたが、お苦しみのうちにも、もがき、もがきして、いつも碁盤の方を指さそうとなさるようでしたから」

「それはフシギだな」

父と兄は千代の案内で座敷へ赴き、碁盤をおき、先日通りに物を配置した。配置が終って津右衛門が倒れてもがきつづけた方角から指の示す方を見ると、隣り座敷との間の唐紙から次第に庭園の方を指すようになる。庭園といっても、かなり広いが、そう手数のかかった庭園ではなく、別に死者が指し示すにふさわしい何物もない。兄の天鬼はしきりに庭を眺めていたが、訝しそうに、首をうちふった。

「どうも、フシギだな」

彼は碁盤にちょッと手をかけて持ち上げてみたが、