후리가나로 읽는 일본 고전
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めいじかいか あんごとりもの
明治開化 安吾捕物
坂口 安吾의 明治開化 安吾捕物(めいじかいか あんごとりもの)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 23,522자 · 46화면
そのうち吉原の娼妓の一人と相愛の仲となって結婚しようと堅い約束をむすんだが身請けの金がない。当時は実母のお清も健在だから、何十年はたらいても三百円という大金がたまるわけはない。しかし、たった一人の息子が身をかためるという話であるから、お清はワラにすがっても何とかしてやりたい胸の中思いきって左近にたのんでみた。
左近はその借金の申込みが吉原の娼妓の身請けの金ときいて、興がった。彼は馬にのり、倉三に手綱をとらせ、常友に案内させて、吉原へ出かけて行った。
彼は遊里というものを知らなかった。傾城にマコトなし、などと云うのに、相思相愛というのが解せない話で、そういうものが実在するにしても一興だが、行ってみてコトワザの方の真実を裏づけるような事実を見るのも一興である。ナニ、吉原見物そのものが一興。身請けとは古風な話。乙な理由にかこつけて傾城の部屋を訪ねて傾城をあッちこッちからユックリ眺めて、マコトありや、マコトなしや、否、そういうことは二の次、三の次、傾城を肌ちかくトックリ眺めて遊里の生活にふれてみるのがたのしい。見物料も別にいらないらしい。いるかも知れぬが、それは常友が払う金だ。