후리가나로 읽는 일본 고전
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めいじかいか あんごとりもの
明治開化 安吾捕物
坂口 安吾의 明治開化 安吾捕物(めいじかいか あんごとりもの)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 23,522자 · 46화면
と、菓子屋の小僧に住みこませてしまった。次のリツという八ツの娘は子供のないお寺の坊主に養女にやる。ミネは悲歎にくれて、養子養女にやるならせめて同じ旗本のとこへと頼んだが、左近は怖しい剣幕で、
「旗本というのはみんなオレ同様、野良犬だ。坊主や菓子屋は白米もヨーカンもたべられる。貴様も米の飯がたべたいなら、オレのウチにいるな」
しかし、ミネもそのときは必死であった。自分の実兄、月村信祐に子がなかったから、左近に懇願して、次男の幸平を月村の養子にすることができた。そのとき左近は月村の前で、
「どうせ貴公も道におちた芋の皮を食うようになるだろう。芋の皮を食うようになっても、野良犬に親類はないから、どっちの軒先にも立ち寄らんことにしよう」
月村が顔色を変えると、
「野良犬が道で会って挨拶するのはおかしいが、せめて噛み合わんようにしたまえ」
と言いすてて、さッさとその場を去った。奉公人にもヒマをやって、残ったのは倉三、お清の夫婦とその一子常友であった。
常友はお清の子だが、父は倉三ではなかった。左近にはミネの前に死んだ先妻があった。先妻には一男一女があったが、その長男が女中のお清に孕ませたのが常友で、それを知ると、左近はお清を馬丁の倉三と一しょにさせ長男を勘当して大阪へ追放した。