후리가나로 읽는 일본 고전
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めいじかいか あんごとりもの
明治開化 安吾捕物
坂口 安吾의 明治開化 安吾捕物(めいじかいか あんごとりもの)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 23,645자 · 47화면
しかし、星玄は一人で大井川の流れをせきとめているような大そうな手つきをして、
「暫時、そのまま! そのまま! ゆゆしき犯罪が起りましたぞ。暫時そのまま、御セイシュクにお願い致します。医者と探偵が参るまで、この場をうごいては、いけませんぞ」
加納邸が牛込矢来町にあったのは不幸中の幸というものだ。星玄坊主の頼みの綱といえば、紳士探偵、結城新十郎をおいて外にはない。紳士探偵は神楽坂に住んでいるのである。
星玄は加納邸の警備に当っていた巡査の中から、古田鹿蔵という老巡査がいるのを知ると、大よろこび、
「お前がいたのは何よりだ。一ッ走り、神楽坂の新十郎どんをつれてこい。それ、急げ。もっと走れないか。ノロマのモウロクたかり」
そこで鹿蔵は一生ケンメイ走った。彼は元々結城新十郎附きの巡査なのだ。新十郎に用があると、駈けつけるのが役目であった。
新十郎は旗本の末孫、幕末の徳川家重臣の一人を父にもったハイカラ男。洋行帰りの新知識で、話の泉の五人分合せたよりも物識りだ。それに鋭敏深処に徹する大々的な心眼を具えている。
彼の右隣りに住んでいるのが、泉山虎之介であった。虎之介は町道場をひらいているが、警視庁の雇いで、巡査に剣術を教えるのが商売の一つである。