후리가나로 읽는 일본 고전
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めいじかいか あんごとりもの
明治開化 安吾捕物
坂口 安吾의 明治開化 安吾捕物(めいじかいか あんごとりもの)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 23,645자 · 47화면
ところが、資本がない。日本の大ブルジョアは貿易とか海運とか、手ッとり早くサヤのとれる事業には浮き身をやつすが、大資本を投下して設備をほどこし、技術の精華をあつめた上で長年月の研究を重ねなければならないような大工業には見向きもしないのである。
時の政府はこれを憂えて、文明国の仲間入りの手始めとして、まず大製鉄所をつくろうと決意した。資本がないから、X国から五百万ポンド借りたいと考えている。五百万ポンドといえば五千万ドル。今の相場なら三千億円ぐらいに当るという大金なのである。
ところが日本が大工業をおこすのを喜ばない国がある。Z国などがその代表だ。後日自分の市場を荒される怖れがあるからである。
そこで総理大臣(十八年十二月までは太政大臣と云った。その前後がちょうどこの捕物の時期に当っているので、官名を史実通りにハッキリかくと秘中の実が知れてしまう。そこで太政大臣をひッくるめて、前後一様に総理大臣とよぶことにする。他にも、その一事によって秘中の史実が知れるという決定的な場合には実の名詞を使わず今様の名詞を使いますから御承知下さい)は考えた。大製鉄所を国家の事業としてやると、国際的にうるさい。