후리가나로 읽는 일본 고전
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はんしちとりものちょう
時代推理小説 半七捕物帳(五)
岡本 綺堂
岡本 綺堂의 時代推理小説 半七捕物帳(五)(はんしちとりものちょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 215,744자 · 434화면
お前がその伝蔵をさがし出して、殿さまと姉さんのかたき討ちを立派にしろと、鶴さんに云い聞かせたのです」
勝気の母に激励されて、魚屋の若い息子は主人と姉のかたき討ちを思い立った。その以来、鶴吉は麹町八丁目の町道場へかよって、剣術の稽古をしていると云う。彼が瓦版を熱心に眺めていたのは、自分にもかたき討ちの下心がある為であったことを半七は初めて覚った。
「そこで、親分さんにお願いでございますが……」と、直七は云いつづけた。
「おっかさんも鶴さんも一生懸命に思い詰めているのですから、まあ助太刀をしてやると思召して、子分の衆にでも云いつけて、その伝蔵のありかを探してやっていただくわけには参りますまいか」
「何分お願い申します」と、鶴吉も畳に手をついた。
「いや、判りました」と、半七はうなずいた。「成程。おっかさんの云う通り、一季半季の渡り中間なんぞは格別、かりにも侍と名の付いている用人や家来たちが、あと構わずに退転してしまうというのは、どうも面白くねえようだ。だが、おまえさんが自分でかたき討ちをすると云うのも、ちっと考えものだ」
鶴吉は福田の屋敷の家来でない。主人の妾の弟に過ぎないのであるから、表立って主人のかたきと名乗り掛けるのは無理であろう。