후리가나로 읽는 일본 고전
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はんしちとりものちょう
時代推理小説 半七捕物帳(六)
岡本 綺堂
岡本 綺堂의 時代推理小説 半七捕物帳(六)(はんしちとりものちょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 196,831자 · 396화면
旧暦の二十三日の闇の晩を狙ってやった仕事ですから、おあつらえ向きに行ったわけです。
逃げた奴はみんな無宿者で、京都無宿の藤吉、二本松無宿の惣吉、丹後村無宿の兼吉、川下村無宿の松之助、本石町無宿の金蔵、矢場村無宿の勝五郎の六人で、そのなかで藤吉、兼吉、松之助は入墨者です。地方は京都と二本松だけで、そのほかは江戸近在の者でしたが、たった一人、チャキチャキの江戸っ子がある。本石町無宿の金蔵、これは日本橋の本石町生まれで、牢屋とは眼と鼻のあいだで産湯を使った奴です。なにしろ破牢は重罪ですから、すぐに人相書をまわして詮議になりました。前に申した通り、石が流れて木の葉が沈む一件はこれから始まるのです。
その頃、芝口に三河屋甚五郎、俗に三甚と呼ばれた御用聞きがありました。親父の甚五郎はなかなか親切気のある男で、わたくしなぞも何かに付けて世話になったことがありましたが、甚五郎は三年前に死にまして、今は伜が二代目の甚五郎を継いでいる。この二代目はまだ二十一で、年も若し、腕も未熟、つまりは先代の看板で三甚の株を譲り受けていると云うだけのことですから、八丁堀の旦那衆のあいだにも信用が薄い。