후리가나로 읽는 일본 고전
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はんしちとりものちょう
時代推理小説 半七捕物帳(四)
岡本 綺堂
岡本 綺堂의 時代推理小説 半七捕物帳(四)(はんしちとりものちょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 217,272자 · 434화면
ふたたび明るくなった家内には若い女が半死半生で倒れていた。お店者ふうの若いものが徳次に押えられている。あるじの小左衛門のすがたは見えなかった。
「畜生……」
押えている男を半七に渡して、徳次は露路の外へ追って出たが、暫くしてむなしく帰って来た。表は月の明るい夜でありながら、逃げ足の早い小左衛門は、巧みにゆくえを晦ましてしまったというのである。
女は鍋久のお直で、小左衛門のために咽喉を絞められかかったのであるが、人々に介抱されて息をふき返した。男はかの新次郎であった。彼等ふたりは自身番へ引っ立てられて、徳次の下調べを受けたが、まず新次郎の申し立てによると、お節の縁談について鍋久のおきぬが山谷へしばしば尋ねて来る時、彼は幾たびかその供をして来て、お節の美貌にこころを奪われた。しかも彼女は若主人の嫁になる女であるから、新次郎はどうでも諦めるのほかはなかった。その素振りがお節の眼に付いたものか、嫁入り早々から、彼女は新次郎に親しく物などを云いつけた。勿論、新次郎は総身がとろけるほどに嬉しかった。こうしてひと月ほど過ぎた後、新次郎が土蔵へ何かを取り出しに行ったところへ、お節もあとから忍んで来て、こんなことを彼にささやいた。