후리가나로 읽는 일본 고전
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あんこくせい
暗黒星
江戸川 乱歩
江戸川 乱歩의 暗黒星(あんこくせい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 94,000자 · 188화면
「今夜もむだな見張りをするのかしら。ああ、早く合図の光が現われてくれればいいのに」
暖かい春の夜、野外に夜を明かすのもさして苦痛ではなかったが、ちゃんと昼寝がしてあるのに、何事も起こらない退屈のあまり、ともすれば眠気がきざすのであった。
だが、その夜は睡魔に襲われなくてすんだ。夜光時計のちょうど十一時、ついに円塔に光りものがしたのである。
「おやっ、あれだなっ」
眼をこらせば、闇夜にひときわ黒く聳え立った円塔の上部、三階の窓とおぼしきあたりに、チラチラと消えては光る電光があった。その点滅の仕方が確かに信号である。
あの信号は誰に向かって送られているのか。それを探り出すのが小林少年の役目なのだ。
彼は広っぱの方に向きなおって、闇の彼方をキョロキョロと探し求めた。
すると、おお、見つけたぞ。広っぱの左手の隅の一軒の家の前に、やはり懐中電燈とおぼしき光が、チカチカと点滅しているではないか。
円塔の光と、広っぱの光とは、しばらくのあいだ、相呼応して、チカチカと瞬きを送り合っていたが、やがて、パッタリとそれが消えてしまった。
小林少年は、闇の中から、じっと双方の光り物を観察していたが、両方とも「信号終り」