일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

こよみ

暦

壺井 栄

壺井 栄의 暦(こよみ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 56,332자 · 112화면

아오조라 문고

それが、恭平と親しくなるにつれてますます磨かれ、輝いてゆくのであった。

「姉やん、実枝は時が来たら嫁にゆくで」

ある日実枝はそれとなくクニ子に宣言した。

「さあさあ、ゆきたい者はとっとと嫁になと婿になと行ってつかあされ」

そういわれると実枝はどう答えてよいか分らずむっとした。恭平とのことはもう公然の往き来であり、クニ子自身さえ、

「恭平さん、水仙の球根に赤インキぬったら赤い花が咲くんよ」などと、どこからか聞いてきたことを、農林学校出の恭平にたずねるほどの親しさを持っていた。それなのに実枝とのことについては、姉としての気持をいってくれるでもなく、こっちからいいだすと皮肉とも嫉妬ともとれるようなことをいう。

何も私の心を縛られることはなし、私は自分の信じる道をゆくんだから――。

実枝は気負いこんで内職で貯めたありったけの貯金を下げ、大阪へ行くといってその夜の船にのった。一人でごみごみした真昼の街をあてもなく歩き回った。ふところにある百円あまりの金を皆つかってしまおうと思ったが、買いたいものは何なのか見当がつかなかった。チボというものが自分のそばへよってきて、知らぬ間にこの金をすりとるかもしれないと、それとなくあたりを見回したが誰も彼も実枝などふりむきもせずに行き交う。