후리가나로 읽는 일본 고전
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しょもつをあいするみち
書物を愛する道
柳田 国男
柳田 国男의 書物を愛する道(しょもつをあいするみち)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 5,750자 · 12화면
最初に気がつくのはその標題で、近頃は追々と中味が想像し得られるような名をつけるに反して、もとはただそれを見ただけでは何が書いてあるのか判らなかった。従って読まぬうちからの本の名を、聴いて覚えて置く必要があり、学徒はやたらに本の名ばかりを、口にしたがる人間のように悪評もせられたのである。是とちょうど裏表に、昔の本は外形装幀などから、大よそ性質を想像させてくれた。同じく『問はず語り』とか『よしなし草』とか何斎漫録とか何々随筆とか題してあろうとも、本が大ぶりで表紙がくすんで居れば儒者などの著作で、やや固くるしい事が書いてあり、薄手の表紙の画でも書いたような小本なら風雅人の見るもの、その他八文字屋本の横形から、赤本黄表紙蒟蒻本に至るまで、少しく好きになれば遠方からでも狙いがつけられた。私たちがいかい御世話になった美濃判の丹表紙、それから明治初年の大型の黄色な紙表紙など、何れもそれぞれの意匠で人の聯想を養おうとして居た。此方面では日本の出版工芸も中々進んで居た。其約束は近年までまだ残って居て、私などは地方の都市の書店を覗いて、書棚の色彩からほぼ其土地の文運を察知したものであった。