후리가나로 읽는 일본 고전
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しょせきのふうぞく
書籍の風俗
恩地 孝四郎
恩地 孝四郎의 書籍の風俗(しょせきのふうぞく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 4,594자 · 10화면
西洋と東洋とは、いろいろなものが逆であるが、本もその例を如実に示している。表紙を本文に綴じ合せる方法は西洋では早く姿を没したが、日本ではそれが、洋風装本の渡来までそのまま存続していた。チョン髷と同様である。この和風綴本、これは現在もむろん存在する。数から云っても、教科書類のこの方式のものを加えたら、相当な量であろう、が一般公刊本にあっては極めて少数がそれであるのみである。そして本の綴装といえば、殆ど大部分の人は洋式装しか頭に浮べないであろう程、洋装が常態となった。丁度男子は、街頭に於ては殆ど洋装であるが如しだ。これ即ち日本現在の風俗に協応するものであって、現在生活の洋風化の実情をはっきりと具象しているものである。本箱本棚を考えても竪に並べる洋式の方が普通である。和装は特殊な好み以外に普通は行われない。そして和装はその意匠を施すべき範囲が甚だ狭い。つまり和装本の形式は、丁度和服が殆ど手のつける余地のない程、完成し切った形体であると同じである。現在公刊本に此の和装の形式が変形乍ら用いられるのは、僅に箱だ。即ち、題貼り形式がそれである。稀に数奇を好んで本にも之が用いられるが、木に竹をついだ感じでおちつけない。