후리가나로 읽는 일본 고전
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そがのあばれんぼう
曽我の暴れん坊
坂口 安吾의 曽我の暴れん坊(そがのあばれんぼう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 9,123자 · 19화면
箱根の別当はこれをきいて、子供のころの暴れん坊は大人になると案外大物になるものだ。将来見どころがあるようだから、ナニ、子供のうちは仕放題にやらせておけ、と笑ってすましてくれた。そのおかげで、箱王は十一から十七の年まで箱根山中でたらふく肉を食い大いに鍛錬して育つことができた。ついに身長六尺、力の底が知れないという怪童ができあがった。谷底へ大石を突き落す、大木をひッこぬく、強弓の遠矢は目にもとまらず谷を渡るというグアイで、箱根の山は連日噴火か地震のよう。師の坊もたまりかね、
「お前も大人になる年頃だから京都へ行って得度して一人前の出家になりなさい。明日その垂れ髪を切り頭を丸めて、京都へ出発だ」
冗談にも程があると箱王は思った。毎日存分に肉をくい、仕放題ができるから寺にいてやったのに、坊主になれとはとんでもない。坊主の得度は武士の元服と同じものだ。髪を切られないうちに逃げだして、得度の代りに元服いたそうと腹をきめた。
さっそくその夜のうちに箱根の山を逃げ下りて、兄十郎の閑居の戸を叩いた。一万はすでに元服して十郎となり、別に一軒をもらって閑居している。
「箱王ではないか。