일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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さいこにほんのじょせいせいかつのこんてい

最古日本の女性生活の根柢

折口 信夫

折口 信夫의 最古日本の女性生活の根柢(さいこにほんのじょせいせいかつのこんてい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 9,493자 · 19화면

아오조라 문고

ところが川岸に残した愛犬が、その島に向いて吠えたので、そこに居ることが知れて、天子が出向いて連れ戻られた。印南の地名は、隠れる・ひっこもるなどの意の「いなむ」という語の名詞形から出たのだといふ。島の名も、かくれ妻という意だとある。「いなみづま」言いかへれば、逃婚ということになる。奪掠婚に対して、逃走婚という方法を考えに入れねば、奪掠の真意義もわかりにくかろうと思う。

地方豪族の娘は、その土地の神の巫女たる者が多い。ことに神に関したことのみ語る物語の性質から見ても、これらの処女が、巫女であったことは察せられる。巫女なるがゆえに、人間の男との結婚に、これまでの神との仲らいを喜んで棄てるように見えては、神にすまなくもあり、その怒りが恐ろしいのである。それで形式としても、逃走婚の姿をとらなければならなかった。また真実、従来の生活と別れることの愛着の上から言っても、自然にもそうなったであろう。弟媛のごときはその例で、原則としての巫女の処女生活を守り貫いたわけである。大郎女の方は、あんなに逃げておきながらと思われるほど、つかまったとなると、きわめて従順であったようである。