일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

つきのまつやま

月の松山

山本 周五郎

山本 周五郎의 月の松山(つきのまつやま)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 20,451자 · 41화면

아오조라 문고

松山で十時。坪田へ来い。

孝也はその午後の泰二郎のようすを思いだしてみた。不審なようすはなかった、「あれなら大丈夫です」「念のためにもう一度いってみますが」ごくあっさりとそう云った。なにかあったようなふうは少しもなかった。「だがそれがなんの証拠になる」孝也は自分に云った、「彼は西山へいって来たのだ。そこで日野たちと会い、売られた喧嘩を避けきれなかった、と考えることはできないか」

孝也はなお暫く隣りの話を聞いた。それから勘定を払い、馬を曳いて外へ出た。酒が中途半端だったので、少し歩くと患部が痛みだした。彼は薬袋を出して、二服分の粉薬を口へ入れた。その粉薬は苦く、そして胸の悪くなるような匂いをもっている、孝也はそれを舌の上でゆっくりと唾で濡らし、それから喉へとのみおろした。――かなり人の往来する町角で、孝也は馬を曳いたまま立停っていた。その薬はのんで半刻ほど経つと、下半身が痺れたようになる。それまでに帰りたかった。隣りの話のようすでは、かれらも帰るらしいので先へ出て来たのだが、それでも四半刻ほど待たなければならなかった。

二人は「藤十」と印のある提灯を持って出て来た。