일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

げつめい

月明

豊島 与志雄

豊島 与志雄의 月明(げつめい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 16,772자 · 34화면

아오조라 문고

「でも、他で見られないような変な朝ね。」

東の空の大きな黒雲の影に包まれて、盲たようなだだ白い明るみが遠くまで一様に澄み切っていた。

真先に歩いていた彼は、俄に足を止めた。松林のつきる処に四五本の雑木があって、その下枝のあたりに、白いものが真円く浮出してゆらりと動いた……と思ったのは瞬間で、よく見るとだらりと垂れ下っていた。

ぞーっと身体が悚んだ。が、引き止めた息が保ちきれなくなった間際に、ほっとした。木の枝に提灯がかかってるのだった。

「どうしたの。」

黙って歩き出すと、此度は喫驚した調子の声で、

「蛇でも居たの。」

彼はやはり黙って頭を振った。何だか白茶けた気持ちになった。ぼんやり眼を挙げて眺めると、提灯は白張りの無紋だった。それが一寸変だった。

「あら、静夫さんは蛇がお嫌い?」

わざと不思議がったようなしなをした声だった。

「ええ、可笑しいほど嫌いなのよ。」と真中に居る姉が答えた。

「そう。私はどちらかというと好きな方よ。」

「蛇が!」

「ええ。もとは嫌いだったけれど、だんだん好きになるような気がするわ。一番いやなのは蚯蚓、ぬらぬらしてるから。」

蚯蚓がいやで釣が出来ない自分のことを思い出して、彼はふと振り返ってみた。