일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

あさのかぜ

朝の風

宮本 百合子

宮本 百合子의 朝の風(あさのかぜ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 15,605자 · 31화면

아오조라 문고

自分のうちの生きものでも叱るような口調で友子が内から格子をガタガタさせた。

「こないだなんか、わたしが出て、あとをしめたら、もう入れないんだもの」

まあこの主人の私がよ、というその調子にはこの夫婦の暮しにある独特な諧謔がひとりでに溢れていて、サヨは気分が転換されるのを感じた。

こんな時刻に現れればサヨがどこからの帰りだということを説明する必要も二人の間にはないのであった。

「お茶いれましょうね」

湯のわく間、友子は内職の編物をまた膝にとりあげている。この夫婦も、もう久しく家をさがしていた。家が古くなりすぎて、風のきつい夜なんかはおちおち眠っていられない。でも、ここで探しているのはただ家だけであった。家の見つかるまでは、つい足をふみはずして準助が二階からパイプをくわえたままころがり落ちて、ひどく腹を立てたりしながらも二人でやって行っている。自分がこうやって時々瞳の中に小さい火をもやしたような顔つきになってさがしまわるのは何だろう。家ばかりのことでない。それはサヨも知っている。

友子の編棒からは、一段一段と可愛い桃色の毛糸の赤坊ケープがつくり出されていた。