후리가나로 읽는 일본 고전
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きのしたもくたろう『からくさひょうし』じょ
木下杢太郎『唐草表紙』序
夏目 漱石의 木下杢太郎『唐草表紙』序(きのしたもくたろう『からくさひょうし』じょ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 3,476자 · 7화면
要するに貴方の書き方は絹漉し豆腐のように、又婦人の餅肌のように柔らかなのです、上部ばかり手触りが好いのかと思うと、中味迄ふくふくしているのです。線でいうと、外の人の文章が直線で出来ているのに反して、あなたのは何処も婉曲な曲線の配合で成り立っているような気がします。しかも其曲線のカーヴが非常に細かいのです。外の人が一尺で継ぎ易える所を、あなたは僅か一寸か二寸の長さで細かに調子よく継ぎ足しては前へ進んで行くとしか形容出来ません。其所にあなたの作物には、他に発見する事の出来ないデリケートな美くしさが伏在しているのでしょう。もう一つ比喩を改めて云えば、あなたの文章は楷書でなくって悉く草書です。それも懐素のような奇怪な又飄逸なものではありません、もっと柔らかに、もっと穏やかに、そうして時々粋な所を仄かすといったような草書です。
此冗長な手紙が、もし貴方の小説集の序文として御役に立つならば何うぞ御使い下さい。私は貴方に対する愉快な義務として、それを認めたのですから。
一月十八日夜
夏目金之助
木下杢太郎様