후리가나로 읽는 일본 고전
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きそがわ
木曾川
北原 白秋
北原 白秋의 木曾川(きそがわ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 25,659자 · 52화면
その返照はいつまでも透明な黄の霞んだ青磁や水浅葱の西の空に、紅く紅く地平の積巻雲を燃え立たせた。そうして紫ばんで来た秀麗な夕暮富士の上に引きはえた吹き流し形の、天蓋の、華鬘の、金襴の帯の、雲の幾流は、緋になびき、なびきて朱となり、褪紅となり、灰銀をさえ交えたやわらかな毛ばだちの樺となり、また葡萄紫となった。天守閣のかすかに黄に輝き残る白堊。そうして大江の匂深い色の推移、それが同じく緋となり、褪紅となり、やわらかな乳酪色となり、藤紫となり、瑠璃紺の上びかりとなった。そうして東の瑞泉寺山に涌出した脳漿形の積雲と、雷鳴をこめた積乱雲との層が見る見る黄金色の光度を強めて今にも爆裂しそうに蒸し返すと、また南の葉桜の土手の空にもむくりむくりと同じ色と形の入道雲が噴きあがっていた。この夕焼けもラインとよく似た美しい一つの天象だという。伊吹山の気流の関係で、この日本ラインにのみ恵まれた雲と夕日の季節の祭りである。
私たちの軽舟は急流に乗って、まだ大円日の金の光輝が十方に放射する、その夕焼けの真近をまたたく間に走り下って来た。そうして白帝城下の名も彩雲閣の河原に錨を下ろし纜をもやったのであった。