일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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もくせいのはな

木犀の花

永井 荷風

永井 荷風의 木犀の花(もくせいのはな)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 3,799자 · 8화면

아오조라 문고

初に通った一ツ橋の旧校舎はもと体操練習場と称して、米国風の体操教師を養成する処であったそうである。師範学校附属の中学校になってから、大祭日や何かの時、われわれ全校の生徒が集合することになっていた広大な講堂は、体操練習場の在った頃の雨中体操場をそのまま修繕したものだと云う話であった。あまりに広過るので、平日は幾枚かの衝立で仕切られて、一方は食堂、一方は唱歌の教室、また別に倫理の教室に当てられていた。わたくしは此処で儒者南摩羽峯先生の論語講義を聴いた。羽峯先生は維新前には会津の藩儒として知られていた学者である。衝立を隔てた唱歌の教室では、後年東洋音楽学校を創立された鈴木米次郎先生から楽譜をよむ事を教えられた。今日世に流布している「四百余州を挙る」とかいう元寇の歌は、その頃鈴木先生が洋楽の原譜から作り替えられたものだと云う事で、われわれは印刷された曲譜を買った。

わたくしが病気の為再度落第をした頃、羽峯先生の論語講義は廃せられ、その教室には突然畳が敷詰められて柔道の練習場にされてしまった。中学生に柔道を習わせるようになったのは恐らく此時が始めであろう。