후리가나로 읽는 일본 고전
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みきかんのともに
未帰還の友に
太宰 治의 未帰還の友に(みきかんのともに)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 10,241자 · 21화면
僕は改札口の傍で爪先き立ち、君を捜した。君が僕を見つけたのと、僕が君を見つけたのと、ほとんど同時くらいであったようだ。
「や。」
「や。」
という具合になり、君は軍律もクソもあるものか、とばかりに列から抜けて、僕のほうに走り寄り、
「お待たせしまスた。どうスても、逢いたくてあったのでね。」と言った。
僕は君がしばらく故郷の部隊にいるうちに、ひどく東北訛りの強くなったのに驚き、かつは呆れた。
ざッざッざッと列は僕の眼前を通過する。君はその列にはまるで無関心のように、やたらにしゃべる。それは君が、僕に逢ったらまずどのような事を言って君自身の進歩をみとめさせてやろうかと、汽車の中で考えに考えて来た事に違いない。
「生活というのは、つまり、何ですね、あれは、何でも無い事ですね。僕は、学校にいた頃は、生活というものが、やたらにこわくて、いけませんでしたが、しかス、何でも無いものであったですね。軍隊だって生活ですからね。生活というのは、つまり、何の事は無い、身辺の者との附合いですよ。それだけのものであったですね。軍隊なんてのは、つまらないが、しかス、僕はこの一年間に於いて、生活の自信を得たですね。