후리가나로 읽는 일본 고전
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みらいのちかせんしゃちょう
未来の地下戦車長
海野 十三
海野 十三의 未来の地下戦車長(みらいのちかせんしゃちょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 41,930자 · 85화면
ようやく事情が、はっきりしたのであった。地中を掘ってゆくうち、そういうことのないように気をつけていたつもりであったけれど、とうとうお隣りの鬼河原邸の泉水をこわしてしまったのであった。すなわち今彼に向って「やあやあ汝は人間の性か河童のたぐいか」とどなっているのは、鬼河原家の三太夫氏の声にちがいない。
「えらいことを、やってのけたぞ。三太夫さんがびっくりしているうちに早いところ逃げないとたいへんだ」
一郎は、ふたたび、
「うわーッ」
と、声をあげると、穴からとびだした。
なにごとが起ったかと、泉水の方をこわごわみていたお邸の連中は、泉水の中から、いきなり、泥まみれの小僧が、シャベルとつるはしとをもってとびだしたものだから、きもをつぶしてしまった。奥へ逃げこむ者、その場にへたばる者、わめきちらす者のある中を、一郎は、自分の家の庭に生えている大きい欅の樹を見当にして、まっしぐらに走りだした。そして、お邸の垣根をこえて、自分の家の庭へ、とびこんだのであった。
人間地下戦車事件の終幕だった。
人間地下戦車が、お隣りの鬼河原邸の泉水をこわしてしまったので、岡部一郎は、たいへん叱られた。