후리가나로 읽는 일본 고전
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ほんじょまつざかちょう
本所松坂町
尾崎 士郎
尾崎 士郎의 本所松坂町(ほんじょまつざかちょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 27,622자 · 55화면
姉もさしたに妹もささしょ同じ蛇の目のからかさを――と盆踊りの唄にはずみをつけて、つぎつぎの梯子酒を飲み歩くのも素性のわるい若い衆だけではなかった。いずれにしても牧野姓を名乗るおのぶの家がいつの間にか彼等にとって、なくてはならぬ場所になっていたことだけはたしかである。
桔梗屋の隠居の頼みに応じたのが権次であるかどうかということは疑問であるが、しかし、六年間孤閨をまもっていたおのぶの色香にうつつをぬかした彼にとっては、もはや役得どころのさわぎではない。古往今来、一挙両得というのは商法の道で、むしろ、今となると桔梗屋の方がダシに使われているというべきが至当であろう。
「おれにまかしときゃ、わるいようにはしねえよ、何しろ隠居の気の短いことじゃ、このおれだって手こずっているんだからな、どうだい、明日といわずいっそのこと今夜、とにかく、すぐ帰ったっていいんだからな、お目見得だけにでもつれてゆこう、なアに着物なんぞ着替えるにも及ばねえや、ふだん着で結構だよ、風呂にいったというんならちょうどいいじゃねえか」
「そんなこと、お前さん」
相手の魂胆が自分にあることはわかりきっている。