일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

ほんじょまつざかちょう

本所松坂町

尾崎 士郎

尾崎 士郎의 本所松坂町(ほんじょまつざかちょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 27,622자 · 55화면

아오조라 문고

血のつながりこそないが、家康との縁故による彼の地位は江戸城内に厳としてそびえている。六十をすぎて現世に望みを絶とうとしている彼が世上伝わるごとく内匠頭の訪問をうけ、その懇請に耳を貸しながら、かげでこっそり贈り物を覗いてみて、鰹節一連とはもってのほかだ、と俄かに態度を一変して底意地のわるさをムキ出しにするなぞということが考えられるであろうか。

そのとき内匠頭とならんで勅使饗応役に任ぜられた伊達左京亮は、加賀絹数巻、黄金百枚、それに加えて狩野探幽の描いた竜虎の図双幅をおくったということになっているが、よしんば仮りにこれが事実であったとしても上野介はこれと鰹節とをくらべてみて、よろしい浅野の青二才にひと泡吹かせてやろうと思い立つほど思慮の浅い男ではない。今日、賄賂といえば、直ちに吉良上野を聯想するのが、「忠臣蔵」によって煽られた民間常識とされているが、上野介の精神分析を試みて、彼が江戸城においては暴虐にして冷酷無慚な所行を繰返しながら、領地へかえっては恩愛あふるる名君であったという近代的な二重人格が実証される根拠がないかぎり、この事件を一方的な判断によって解決することは適当ではあるまい。