후리가나로 읽는 일본 고전
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ほんちょうへんたいそうれいし
本朝変態葬礼史
中山 太郎
中山 太郎의 本朝変態葬礼史(ほんちょうへんたいそうれいし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 11,960자 · 24화면
米一升を与えれば一升泣と云い、二升ならば二升泣と云うている。そしてその泣き方は入念のものであって、霊柩が家を出る時から泣き始めて、死者の生前の家庭生活の内面を巧みに泣き語り、特に若い漁師が結婚後間もなく遭難した場合や、また愛児を残して永眠した場合などには、泣女の言々句々、悲痛を極めて遺族は言うまでもなく、葬列の人々をして断腸の思いあらしむると云うことである。さらに能登の七尾地方に行われているのは前記の作法と異り、泣女は葬式の前夜に招かれ、死者の枕許で悲しげな声で主人が死んだのならば、『飲みたい飲みたい言うたが、飲ますりゃよかった七尾の酒を』と調子をつけて泣きながら言い、主婦なれば『食いたい食いたいと言うたが、食わすりゃよかったカンショバ(カンショバは便所のこと、同地方では南瓜を作るに便所の屋根に蔓を這わす風がある)のたか南瓜を』と言い、小娘の夭死したのには、『したいしたいと言うたが、さすりゃよかった繻子の帯を』と泣き口説くと云うことである。しかしてこの七尾の泣女の作法は、明治以前まで殆ど全国的に行われた。死者の霊を巫女に憑らせて苦患を語らしめたものと共通しているが、その詮索を始めると柵外に出るので差控える。