일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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むらのせいこうしゃ

村の成功者

佐々木 邦

佐々木 邦의 村の成功者(むらのせいこうしゃ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 40,883자 · 84화면

아오조라 문고

正次郎君は昼過までグッスリ眠った。元気恢復すると、もう寝てはいられない。一学期分話が積っている。弟や妹も珍らしがって側を離れない。

「何うですか? 足は」

と母親が訊いた。

「又腫れたようです」

「まあ宜いや。口は丈夫だから話そう」

と卓造君は一日弟の相手を勤めた。

正次郎君と一緒に帰った小寺君も二三日の間マメで歩けなかった。そのことから卓造君の父親は、

「角町の奴等が馬鹿だったものだから、皆がこんなに難渋するのさ」

と言った。

「何故ですか?」

「鉄道を○○町へやってしまったからさ」

「しかし角町は余り要害堅固ですから、鉄道の方で敬遠したんでしょう? 仕方がありません」

と卓造君は自分の感じているところを述べた。

「何あに、角町の奴等に時勢を見る明がなかったからさ。政府の計画は本線が角町を通ることになっていた。それを逸早く嗅ぎつけたのは感心だが、後が悪い。角町を筆頭に六ヵ村が反対運動を起して、折角の鉄道を○○町へ寄進についてしまったんだからね」

「然ういう話を聞いていますが、本当でしょうか?」

と正次郎君が訊いた。

「本当とも」

「余り馬鹿々々しいです」

と卓造君は笑っていた。