후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
まつばやしへんや
松林蝙也
山本 周五郎
山本 周五郎의 松林蝙也(まつばやしへんや)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 12,092자 · 25화면
「お黙りなさい、でないと――」
町が鋭く叫んだ時、一団の酔った武士たちが近寄って来て、
「やあやあ怪しいぞ」
「螢を追って暗闇まぎれ、うまいことをやっているな、どんな果報者か顔を見せろ」
由来、薩摩と仙台は気風が暴い、酔漢たちはたちまち二人の周囲を取巻いたが、山根道雄は早くもこそこそと逃げてしまった。
「はははは、どうやら家中の若蔵らしかったが、獺のように消えおったぞ」
「なに男などはどっちでもよい、それよりまず怨敵を逃がさぬようにしろ。や――これは凄いぞ、螢の精が化けてきたか、まるで輝くような美人だぞ」
「どれどれ拙者にも拝ませろ」
「ええうぬ、そう無闇に押しこくるな」
酒臭い息を吐きかけながら、わいわいと詰寄って来る。――町は逃げるにも逃げられず、どうなることかとおろおろしていると、
「やあ、いずれもたいそう御機嫌だな」
と声をかけながら近寄って来た者がある、見ると松林蝙也だった。
「なんだそこにいるのは町ではないか」
そう云われて、町は救われたように男たちのあいだからすり抜けた。――酔いどれたちも蝙也の顔は知っていた。
「これは松林先生……」
「お揃いで螢見物かな。