일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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まつばやしへんや

松林蝙也

山本 周五郎

山本 周五郎의 松林蝙也(まつばやしへんや)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 12,092자 · 25화면

아오조라 문고

しかし武太夫は身分こそ賤いが腕は相当に冴えているので、追手の者たちだけでは捕え兼ねるところから、南部家よりの書状を提出するとともに、何分の便宜を頼むと申入れてきた。

「お上にはこれを聞かれて、それでは蝙也の手で捕えたうえ引渡してやれとおおせられたのでござる、――いかがであろうか」

「承知仕った、拙者が捕えましょう」

蝙也はすぐに承諾した。

「早速の御承引でかたじけない、では何かお指図でもあらばただちに手配を仕りましょう」

「なにべつに仔細ござるまい。ああ、――御貴殿の組下に小具足取りの手利きがいましたな」

「鈴木伝右衛門と申す、あれ」

「あの仁をお差廻し願いたい、日暮れ過ぎに出張仕るから」

「承知致した、では何分よろしく、――」

と主水は帰って行った。

蝙也は何ごとも無かった様子で、常のとおり夕景まで稽古を続けた。――やがて目附役から差廻されて、小具足(捕手術)の鈴木伝右衛門が来たから、稽古をしまって支度を換えようとした。ところが町の姿が見えない。

「町はどうした」

と訊くと、内弟子の一人が、

「先程山根様と一緒に中庭のほうにいらしったと存じますが」

「山根? ……見て参れ」