후리가나로 읽는 일본 고전
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こたんのふうかくをはいす
枯淡の風格を排す
坂口 安吾의 枯淡の風格を排す(こたんのふうかくをはいす)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 7,411자 · 15화면
悩まざるがゆえの、救われない毒々しさが、私を悩ますのであった。
なにぶん題に示す通りの旅日記で、徳田氏の代表的な作物でないと云えば、それまでの話であるが、然し目下の日本帝国には斯ういう文章を読んで「枯淡の風格味うべきものあり」なぞと珍重する読書人がハバをきかしていると思うと、自分の小説の下手糞なのも打ち忘れて、腹が立ってくるのである。題の如く筋も急所もないのだから、読まない人に通じるように話せないのが残念であるが、ザッとこの作品の荒筋をのべれば、もはや老境に達した融とよぶ小説家の主人公が、病床の兄夫婦を見舞うために故郷に帰り、余命いくばくもない兄夫婦の自分の死なぞもはやなんでもなく、ただ一方の死ぬまでは生きのびて看とってやりたいなぞという心境なぞ語りあい、やがて徒然にも悩むうち甥のすすめるままに、娘のように年齢の違う東京の情人のところへ電話をかけ、故郷見物がてら来てはどうかと呼びよせる。女が来たので甥に案内させて町をみせたり、一応兄に紹介しておきたくなって兄を訪れたり、甥と散歩にでた女が赤い顔で帰ってきたので、酒を飲んできたのであろう、いいえ飲みませんと押問答したり、料理をくいに行ったり温泉へ行ったり、昔は美丈夫だった友達の写真をわざわざ取寄せて女に見せたり、その人がもう死んでいたり、要するに、そういう