후리가나로 읽는 일본 고전
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ざくろ
柘榴
山本 周五郎
山本 周五郎의 柘榴(ざくろ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 12,342자 · 25화면
松室には病身の姑がいた。ごく口数の少ない人で、もう二年ばかりひき籠ったきりだったが、このひとが真沙の様子に気づいたとみえ、さりげない事に託して色いろ話して呉れた。それでともかく訳のわからない恐怖は消えたが、その言葉のなかにあった「おんなという者のつとめだから、――」という表現がつよく頭に残った。どんな美味でも、それを喰べることが義務になったばあいには、食欲は減殺される。精神的にも肉躰的にも、余りに若かった真沙には、恐怖に代ってのしかかった義務の観念が新しい苦痛となり、抑えようのない厭悪感となった。……昌蔵がもう少し違った性格だったら、それでも破綻を避ける機会はあったかも知れない。然し彼自身も二十四歳という年にしては世情に疎かった。家系の落魄に対する卑下感から、その結婚を過大に考えすぎたらしいし、それだけ真沙への愛情も激しくいちずになったようだ。
「真沙はおれが嫌いなのか」彼はよくこう云って真沙の両手を掴んだ。「こんなに真沙を好きなおれの気持が真沙にはわからないのか。正直に云って呉れ。どうしてもおれが好きになれないのか」
「おれはいつまで平徒士ではいないよ」