후리가나로 읽는 일본 고전
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かきのきのあるいえ
柿の木のある家
壺井 栄
壺井 栄의 柿の木のある家(かきのきのあるいえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N3. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N3 · 중급 · 신자체·신가나 · 15,460자 · 32화면
「みてやっておくれ、おまえたちがけんかをしないように、二人生まれましたよ。」
フミエと洋一は足音をしのばせて、赤ん坊のそばへよってゆきました。
「洋一にそっくりよ。洋一も生れたとき、その通りのかおでしたよ。そしてそんなふうに赤かったのよ。それからほら、ひたいにつむじがあるでしょう。フミエと同じでしょ。」
みていると、赤ん坊のかわいさは、二人の心の中でだんだんひろがってきました。そのうれしさは口になど出てこないうれしさです。言葉でいったりすると、損をするようなうれしさです。二人はだまってあかずにながめていました。
「さ、もうええ、早うごはんたべて学校へゆかなくちゃ。」
おばあさんにおい立てられると、洋一は急にさか立ちをして、そのままくるりくるりとひっくりかえりながら、でいの間へぬけました。これはうれしい時やきまりのわるい時などにする洋一のくせなのでした。
「あぶないでないか洋一、赤ん坊の上にころんだら、どうするの。」
おばあさんがたしなめると、洋一はなおのことくるり、くるりとやってみせ、
「大じょうぶさ、赤ん坊に見せてやってるんだい。これができなかったら、体操はゼロだぞ。