일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

かんおけのはなよめ

棺桶の花嫁

海野 十三

海野 十三의 棺桶の花嫁(かんおけのはなよめ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 42,845자 · 86화면

아오조라 문고

「おお、生ビールがあるじゃないか。こいつはいい。一杯やろう」

杜は思いがけない生ビールの店を見つけて舌なめずりをした。彼はお千を手招きして、二つのコップの一つを彼女に与えた。杜の腸に、久しぶりのアルコールがキューッと浸みわたった。なんとも譬えようのない爽快さだった。

彼は更にもう一杯をお代りした。

お千はコップを台の上に置いて、口をつけそうになかった。

「お呑みよ。いい味だ。それに元気がつく」

そういって杜はお千にビールを薦めた。お千は恐る恐るコップに口をつけたが、やはりうまかったものと見え、いつの間にかすっかり空けてしまった。しかしもう一杯呑もうとは云わなかった。

三ばいの生ビールが、杜をこの上なく楽しませた。思わない御馳走だった。震災以来の桁ちがいの味覚であった。彼はお千に、では帰ろうと云った。お千は、ちょっと待ってと云いながら、ビールを売る店のお内儀にコソコソ耳うちしてそのうしろの御不浄に出かけた。

やがて二人は、小暗い道を、ソロソロ元来た方に引返していった。

雷門を離れると、もう真暗だった。そこで買って来た提灯をつけたお千は吾妻橋の脇の共同便所の前で、杜を待たせて置いて、また用を達しに入った。