일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

ようせんせい

楊先生

豊島 与志雄

豊島 与志雄의 楊先生(ようせんせい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 4,772자 · 10화면

아오조라 문고

」

「この大都市が、その衣服をぬぎすてて、さっぱりと裸になったようなのが、なんだか嬉しいんですよ。」

私達はいつしか歩きだしていた。彼の歩調はゆるやかだし、私は自転車を押しているので歩くともなく話にみがはいった。

彼の言うところによれば、今迄何の奇もない平凡な小さな人家が立並んでいたこの都市が、火に焼けて丸裸になり、謂わばその弊衣を脱ぎすてて、新鮮な大地が肌を現わしたのは、見る眼に一種の驚異を与えるのだそうである。この都市にこんな大地があることを、実感としてわれわれは忘れていた。しかもその大地には、さまざまな記念物が刻印されている。決して処女地ではない。数多くの、庭木、池、石燈籠、築土……田園に山川の自然的風物があるように、ここには無数の人為的風物がある。それらの人為的風物が、真裸な新鮮な大地の肌に無数に刻みこまれている。焼けトタンや焼け瓦を取り除いたならば、それらは如何に魅力を以て輝き出すことであろうか。

「この都市に生れて育った人々が、故郷という観念を持ち得るものとしたら、そういう風物についてであるに相違ないのです。それ以外に、都会人は故郷の観念を持ち得ないでしょう。